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インフルエンザ脳症とは?

ウィルス感染による体の害で一番認知度が高い種類といえばインフルエンザです。
インフルエンザは別の生き物に寄生していたインフルエンザウィルスが、様々な過程を経て人間の体内に侵入し繁殖して起きる病気です。

インフルエンザは毒性の強い感染症ですが潜伏期間から完治までの間は個人差がありますが2週間以上続きます。
2週間以上たつと自然に収まりますが、先に言ったとおりにインフルエンザは毒性の強いウィルスなのでまれに重症化することもあります。
その重症化することを一般的に合併症といいます。

合併症はウィルス感染によって体がひどく弱ってしまうと、本来ウィルスが駆除されれば活動を終えるはずの抗体反応が継続的に続いてしまう事でおきる2次被害です。
その合併症を引き起こすと、一般的に多いのが胃腸炎だけでなく肺炎などの臓器への悪影響があります。
これは口や鼻から侵入したウィルスが、その後のどの繊毛の排せつすらも超え、胃腸や肺の中に入って体温をもとに繁殖することで起きます。
胃腸炎や肺炎は抗体活動によって引き起こされることですが、これらの重症化は死亡リスクもあるので注意が必要です。

ただし胃腸炎や肺炎は症状が重いためわかりやすいこともあり、その症状が出れば病院で適切な治療を受ければ治ります。
しかしその合併症の中でも、特に子供が注意しなければならない症状があります。
それがインフルエンザ脳症です。

インフルエンザ脳症はインフルエンザ菌が何らかの理由で脳内に侵入して繁殖し、その繁殖した細菌を脳内で抗体が攻撃することによって引き起こされる合併症のことです。
その症状としては高熱や倦怠感と強い頭痛だけでなく、けいれんや意識障害などの神経系に異常をきたします。
インフルエンザ脳症が危険な理由としては、そのインフルエンザの毒性と抗体の攻撃が合わさることによって脳が耐えられないと死亡リスクにもなりうることです。

さらにインフルエンザ脳症のリスクは、仮に抗体活動がうまくいき脳内のウィルスが完全に駆除できたとしても後遺症が残ることがあることです。
ウィルスが脳内の神経付近で繁殖してしまうと、その神経付近で抗体の攻撃が始まってしまうので神経を傷つけてしまう事があります。
それによって神経が傷ついてしまうと脳の神経信号に狂いが生じます。
一度神経信号が狂うと、言葉がうまくしゃべられなくなったりまた手足がうまく動かせないなどの後遺症が起きるため子供は注意が必要です。

インフルエンザ脳症は何故発症する?

インフルエンザ脳症が発症する原因は、風邪だと誤解をして解熱剤を飲んでしまう事が大きな要因の一つです。
解熱剤とは強い睡眠効果のある薬剤と発熱を促す抗体活動を弱めることで、一時的に熱を下げて体力回復を促すために服用する薬です。
解熱剤自体は病気を治す薬ではないのですが、その効果で一時的に活動できる力を戻すことで水分と栄養補給が可能になるのと寝ることによって体力を回復できるので結果的に早く治すことができます。
ただしこれはあくまで毒性の低い風邪ウィルスだけの話です。

ウィルスの毒性というのは体に与える影響よりも繁殖スピードの速さが大きく関係します。
そもそも発熱は体温を上げることによってウィルスを駆除するために行う防衛反応です。
通常の風邪ウィルスであれば、解熱剤を使って体温を一時的に下げたとしても抗体の力のほうが強いので駆除することにあまり時間がかからないです。
しかしインフルエンザの場合の繁殖スピードは一般の風邪ウィルスの比ではないため抗体活動だけでは抑えきれないです。

それなのに解熱剤を飲んでしまうと、ウィルスを駆除するために発熱物質を分泌しているのに抑えられてしまい逆に繁殖を許してしまいます。
その繁殖したインフルエンザウィルスが胃や肺だけなく、体内の血管に侵入して脳に侵入することを許してしまうとインフルエンザ脳症を引き起こす原因になってしまいます。
インフルエンザに感染しているのに解熱剤を飲ませてしまうのは、その初期症状が風邪に似ていることに加えて風邪薬を飲めば治るという迷信を信じてしまっていることが大きいです。
先に言ったとおりに解熱剤といった風邪薬は治すのではなく、一時的に症状を緩和させることで対処できる時間を稼ぐだけです。
そのため解熱剤によるインフルエンザ脳症を引き起こさないためには、安易に解熱剤を飲むのではなく病院を受診して体の状態を知ることが大事です。